京印章處

昨日は、ようやく子供たちも復活したので、子守を奥様に頼み朝から満を持して講習会に行ってまいりました。技能士会主催の講習会、講師陣は前に行っておりました大阪の講習会の先生に兵庫の先生が加わり華やかな講師陣でございます。内容で大きく変わったのは、午後から篆刻の歴史を詳しく兵庫の先生からお聞きできること、はんこ屋である以上文字には貪欲にならねばと思っておりましたんで、本当に目を輝かせながら聞いておりました。篆刻は、文字の成り立ちを知らずしては彫れないといわれるように、なぜそこが欠けるのか、なぜこのような字体を選ばれたのかを時代背景・派閥などとともに説明していただき、いつも総会で心安い方々ですので、気軽に笑われそうな素人質問をバンバンできる。そんなことも知らないのかという人は一人もおりません。自分の無知をさらけ出して、勉強させていただける感じです。そのことが、実用印にも生かされることがよくわかりました。ただ、文字を彫るのでなく、筆のかえりを意識して強弱をつける、なぜ打ち込みの形はこうなるのかと、基本となる筆の動きから解説いただけて、目からうろこの事ばかりでございました。本当に、有意義な時間を過ごさせていただき、先生方や子守してくれた奥さんに感謝感謝です。来月の講習会が楽しみでございます。